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2024春の高校生インターン3日目

藤井まな世田谷区議会議員のもとでインターンをさせていただいている弘中です。本日が高校生インターンの最終日となりました。今日は7時半から芦花公園駅前で2日目と同じように区政レポートの配布をする予定でしたが、雨により急遽中止となりました。2日目の千歳烏山駅前での配布との比較をしてみたかったので個人的には少し残念でした。集合は9時半に世田谷区議会となり、2日目に引き続き予算特別委員会の傍聴を行いました。午前中と午後のはじめの数時間は議員控室で郵送のためのラベル貼りと政務活動費のエクセルへの打ち込みを行いながらテレビの中継にて、午後は区議会場にて、傍聴を行いました。今回の内容は福祉保健委員会所管のものでした。「福祉保健」とあるようにその対象は幅広く、動物保護、癌や認知症などの病気や障害のある方への支援、就労支援、保育、防災などなど多岐に渡りました。どれも生活に直接関わることなので興味を持って聞くことができました。さて、これで昨日も合わせて2日間、議会(予算特別委員会)の傍聴を行いましたが、これを通じて3点考えたことがあります。1点目は区側の政策の執行能力の低さです。昨日も今日も多くの議員の方が口にされていたことですが、何度議員が指摘しても、いくら月日が経っても、それが区の実行に移るのは難しいようです。もちろん、色々な議員が色々なことを言うので、実行に際しては優先順位をつけなければならないでしょうし、また予算にも限りがあるのですぐに実行に移せるものではないのは理解できます。しかし、傍聴をして感じたのはそれ以前の問題です。まず、区の方々は本音を話していないような気がしました。たとえば、今日の委員会の中では補償を累進制にしてはどうかという議員の提案があり、それに対して、区の方からは予算からそれは難しいという旨の答弁がありました。これは(議員の方も指摘されてしましたが)、理由にはなっていません。本当はどんな障害があってできないのか、その本音を話さなければ、議論は停滞するだけだと思います。その場しのぎのもっともらしい答弁を作るだけが仕事ではないはずです。とはいえ、区の方々が職務の怠慢をしているかと言えば決してそんなことはなく、むしろ必死に改善しようと努力されている様子が見ているだけでも伝わってきました。見るからに疲労困憊の方もいらっしゃったほどです。執行能力の低さの理由はここにもあると思います。つまり、業務が多く、必死の努力が効率的に反映されていないということです。そして、この「効率性」に関しては議員の方々も含め、議会運営全般に言えることだと思います。これは私が考えた2点目のことでもあります。そもそも今回の予算特別委員会のように議会で区の職員を呼び出して質疑をすることにはどのような意味があるのでしょうか。ほとんどの議員の場合、あらかじめ区の担当の方と打ち合わせをされているようです。この場合、質問をする議員とそれに答える区側の間ではすでに議論が済まされているわけですから議会での質疑には他者(他の議員、その他傍聴をする一般の人など)に問題提起する意味があると言えそうです。しかし、実際の議会では、どうやら一語一句話を聞いている議員の方はそれほど多くはないように見受けられましたし、実際、予め定まった原稿の棒読みを集中して聞くのは困難なことです。したがって議会で答弁する本来の意味は失われていると思います。一方、基本打ち合わせなしの議員もいらっしゃいます。これは議論の活性化という面では先ほどと比べて大いに効果がありそうです。しかし、区の方々からしてみれば、業務が増えるわけで、負担になってしまいます。区の方々の負担が増えれば先ほど述べたようにその執行能力の低下にもつながり悪循環です。このように議会運営は効率的であるとは言い難い状況にあり、改善が必要だと感じました。ではどのような改善が可能でしょうか。これが私が考えた3点目のことです。たとえば今回の予算特別委員会の場合。これは委員会の所管ごとに分かれて行われていますが、その内容はさらに細分化されます。(先に述べたように、今日の「福祉保健」が多岐に渡ったのはその一例だと思います。)一方、その進行方法はそれぞれの会派がその委員会所管の広い範囲内でそれぞれ区側に対して質疑や要望を行うというものです。この方法では当然答弁に重複が出ますが、重複が出てもバラバラのタイミングで出るのでそれに気づきにくいです。これは議会が効率的に進んでいるとは言えませんし、議論の進行もわかりにくいものになってしまいます。そこで私が考えたのは、委員会所管の中でもさらにトピックを設けて、そのトピックの中で会派ごとに質疑、要望を行うというものです。こうすれば、重複が出ても連続しているので気づきやすく、またそれによって会派の主張の違いもはっきりとします。トピックを指定するのでいま何を話しているのか、議論の進行もわかりやすくなります。もちろん、私が述べたことは素人のただの思いつきでしかありません。しかしもっと議会の効率的な運営は議論される(おそらくすでにされているのでしょうが)べきだと思います。以上がインターン3日目の私の感想になります。最終日ということもあって話が長くなってしまいました。出過ぎた発言もあったかと思いますが、一高校生が政治家インターンを通して感じた、ありのままの意見ということでご理解いただけたら幸いです。またこれにて春の高校生インターンは終了となりました。インターンとして3日間受け入れてくださった藤井まな議員に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。






# by setagaya-mana | 2024-03-12 22:12

2024春の高校生インターン2日目

こんにちは。藤井まな世田谷区議会議員のもとでインターンをさせて頂いている福田です。
本日のインターンブログの執筆を担当させて頂きます。インターン2日目の朝は、千歳烏山駅での駅前演説と区政レポートの配布から始まりました。
区政レポートに関しては先日ポスティングを行いましたが、実際に駅前に立って配布を行った経験からはまた新しい発見、そして学びがありました。地方議会とその地域との繋がりを感じられたことは勿論ですが、特にご年配の方は区政レポートを受け取ってくれる方が多く、あたたかい気持ちになると共にこの高齢化社会について我々高校生に何ができるだろうかと考えさせられる契機ともなりました。そして区政レポートは有り難いことに用意した部数の殆どを地域の皆さんに配布させて頂き、非常に充実した時間となりました。配布活動後は、世田谷区議会に移動し、予算特別委員会の傍聴をさせて頂きました。
第三日午前の予算特別委員会は区民生活委員会所管のもので、立憲民主党・れいわ新選組世田谷区議団の質疑を皮切りに、日本維新の会・無所属・世田谷行革110番が続き、日本共産党世田谷区議団が質疑を行いました。扱われた議題には福祉や学校に関するものから、生涯スポーツ政策に関するものなど多岐にわたり、特に本日(2024年3月11日)は東日本大震災から13年ということと紐付けられてエネルギーと環境保護についての議題も挙げられていました。午後は世田谷区議会内にある藤井まな議員の所属する立憲民主党控室にて午後の予算特別委員会の中継を視聴する傍ら、政務活動費会計帳簿の記入を行いました。これは今年度使用した活動費を明記し提出する為に行うものですが、この業務をする中で痛感したのは、やはりDX(デジタルトランスフォーメーション)化の必然性です。各都市が街づくりを進める中でデジタル化を推進していますが、区議内ではなかなかそれが進められていないことに対し、並々ならぬ違和を感じました。インターンの2日目を終えて、区議会の役割や活動をインターン参加前より詳しく学ぶことが出来たように思います。今後も政治の在り方やその活動について深く考えていきたいと思います。




# by setagaya-mana | 2024-03-11 22:04

2024春の高校生インターン初日

藤井まな世田谷区議会議員のもとでインターンをさせていただいている弘中です。
本日、インターン初日のブログを担当させていただきます。
まずは13時に駒沢大学駅前の喫茶店に集合し、地方自治に関する基礎的な知識を教えていただいたり、具体的に世田谷区議会で話題になっていることを話していただいたりしました。基礎的な知識に関してはわかっていたつもりでも具体的にどのような日程で動き、どのような手続きがあるかといったことは知らず、自分の勉強不足を痛感しました。
また、現在の世田谷区議会での話題に関しては、デジタル化、災害対策、待機児童などがでました。新聞やテレビ番組で見聞きするトピックのより生な部分を聞けたような気がしてとても興味深かったです。特に、デジタル化の中でも世田谷区独自の「せたがやペイ」というものは先進的で自分の住む自治体でも実施してほしいと思いました。
喫茶店の後は駅前の家々を回ってチラシをポストに投函しました。1丁分の区画内で行ったのですが、道が入り組んでいるところも多く、何度かどこの道を通ったのかなどわからなくなってしまいました。藤井議員によるとチラシ配りは年に34度は実施しており、業者に任せることも多いそうですが、必ず自身の手で入れる機会は作っているそうです。一軒一軒まわることを大変に感じる一方で、こうして定期的に町を歩くことで街の様子を観察できるのだとも思いました。実際に私は町を歩いている中で子どもたちが秘密基地のようなものをつくって遊んでいる公園を見つけました。都内の公園ではそのような遊びは制限されていると思っていたので、不思議に思ってそのことを藤井議員に伺うと、その公園はある団体によって運営され
ていて、最近ではそのような公園もあるとのことでした。このような公園の移り変わりや雰囲気というものも実際に町を歩くことでよくわかるのだと思いました。
チラシ配りの後は再び喫茶店に行き、エクセルを使って今年度の経費の打ち込み作業をおこないました。ここ数ヶ月、国会議員によるいわゆる「政治とカネ」の問題が持ち上がっているので、失礼ながら地方議員でも似たような現状があるのかと思っていました。ところが実際は一つ一つ領収書をとり、一年単位で打ち込みをし、報告をしているとのことでした。一口に「議員」といっても国と地方ではやはり違いがあるのだと実感しました。
一方で、紙の領収書を一つ一つ手打ちしていく作業には少し疑問も持ちました。先ほどにも述べた「デジタル化」はやはりさらに進めていくべきだと思います。








# by setagaya-mana | 2024-03-09 22:28

2023年夏の高校生インターン 最終日

高校生政治家インターン最終日のブログ担当の松井です。
本日の活動内容は今までの2日間とは少し違って一見あまり政治家らしくない1日でした。休日だったので集合時間が普段より遅く、私は勝手に朝はビラ配りをすると思っていたのですが休日は平日に比べ駅を利用する人が少ないのでしないそうです。よくよく考えてみたら私の最寄り駅でも休日にビラ配りをしている人はなかなかいないので納得でした。

まず最初に、インターン初日に見学させてもらった MOAI FARM の夏祭りの様子を拝見しました。何人かのスタッフさんが藤井議員に挨拶をしていて本当にたくさんのコネクションがあるんだなぁとつくづく感じました。

その後は恒例の事務作業をカフェで1時間ほど行いました。毎回かなりの量の封筒に封をしているのに次々と新しい封筒が出てくるので改めて数の多さに驚きました。

午後からは藤井議員の母校である駒澤大学で開催された夏祭りのお手伝いをしました。駒澤大学が主催という訳ではなく色んな組織が出店やイベントをしていました。私は最初に法人会の税金に関する情報やグッズのギフトセットを包装しました。法人会自体あまり知らなかったので、そういうものが存在するという新しい発見でした。また、子ども和太鼓教室では受付と子ども達の安全確認をしました。藤井議員も和太鼓の搬入、会場で子ども達の様子を見たり消防車のコーナーの準備などとても忙しそうでした。活動内容的にはボランティアをしているような気分でした。私たちインターン生は手が空いたら屋台を回ったりと他の2日間に比べて自由な時間が多かったです。他のブースの水風船作りを手伝いながら色んな人たちに声をかけてもらったりもして非日常的な経験でした。最初に書いたことと重複しますが、本日は私の想像していた政治家の活動とはほど遠いものでした。ただ最後に藤井議員が、こうして地域の人と交流して直接話を聴くことも大切なこと、と言っていて、なるほど、と納得しました。確かにこの1日で私も多くの地域の人達と話すことができ、生の声を聴くことができました。その地域の人達との関わりは地方議会議員ならではの大切な要素だと感じられる1日でした。

政治家インターンは常に驚きと発見で毎日とても楽しかったです。
3日間ありがとうございました。





# by setagaya-mana | 2023-07-30 22:22

2023年夏の高校生インターン2日目

本日インターン記録を綴らせていただく尾崎です。

この日は大きく二つの出来事がありました。
一つ目は世田谷区役所において行われた
DX・地域行政・公共施設設備等推進特別委員会、
二つ目は同じく区役所において、
藤井議員の支援者さんたちに送る政策レポート・お礼の手紙の封緘を手伝いつつ、先ほどの委員会や議員の仕事全般について
お話を伺いました。

まず一つ目の委員会についてです。
私自身この委員会での議論がかなり沸点に達していることを認識したのは藤井議員からではなく、委員会の傍聴券の抽選で外れた人が
それを聞くために用意された部屋に入った時でした。
区役所の委員会というのは傍聴する若者の数はかなり少なく、前日に行われた二つの委員会でも傍聴者はインターン生のみでした。
しかしながら今日の委員会は入った瞬間に20人程のお年寄りの方が居りさらに私たちインターン生はその中の二人の方に話しかけられたのでした。
その方曰く、現在世田谷区役所の建設をめぐって大きな問題が生じているということで、それをものすごい剣幕でおっしゃっていました。
その時点で、この委員会の位置づけについて初めて把握することができ、
また付近に住んでいる者として私がそれを知らなかったことに驚きました。
ちなみに傍聴室においてある一人の方は相当憤っているようで、インターンメンバーの一人はかなり驚いているようでした。
そのような時は相手を誰か自分の知っている人に例えると怖くなくなる
ということを聞いたことがあったので実践してみると、全く怖く感じませんでした。

ここからは委員会中の話です。委員会というととても抽象的で畏まった含蓄が有りますが、実際は高校生でもかなり理解できる内容でした。さらにこの会議では論点の数がとても多いという印象でした。最初に住民が世田谷区に区役所建設に関する第三者委員会を設置するように求め、また設計図上の利便性の不備について陳情を行いました。特に第三者委員会というのは公平性を保つ目的があるのに、実際のメンバーは利害関係者であったという事実には驚きました。その後は建設会社である大成建設の賠償金・違約金についての話でした。中でも印象だった指摘は、本来の違約金というのは今回のような長期間の延長を考慮しておらず、建設側はその工期の費用の3%の違約金を払えば済む事から、大成建設は工期を違約金で買っているという指摘でした。この委員会を聞いた印象は、工期延長の落ち度がさまざまな所にあることが、この議論が長引く一番の原因ではないかということでした。どうしても難工事となる建物を作りたい区長、設計段階で不備のある物を承認した区や都・工期を延長したことに対し余り誠実といえるような対応をとらない大成建設..といった具合です。このように、普段議員さんが行っている議論というのはとても複雑なものだと痛感しました。

次にその後に行った封筒の詰め作業についてです。ここでは私たち議論の第三者からでは分からないかなり重要な話を、藤井議員から聞けました。これは公開されることを前提としていないものなので余り詳述出来ませんが、端的にいうとそもそも最初から競売の時点で大成建設の工期の短さについて疑問が生じていたこと、損害賠償といってもその尺度が難しいということです。かなりドラマ性があって面白い話でした。最後になりますが、私たちが普段行う議論というのは余りドラマ性に欠けますが、委員会というのはその点でドラマ性があって面白く、また委員さんの性格も表れて大変面白いものだと感じました。更にそれが自分の地元についての事だとより一層内容の理解ができると思います。皆さんもぜひ傍聴してみてください!






# by setagaya-mana | 2023-07-28 22:15

区議会議員藤井まなのインターン専用のブログです。


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